庭の一部に離れの部屋を建てる事になり、それに伴って二階部分のベランダをリフォームすることになりました。築年数が30年以上となるとベランダの劣化も目立っており、洗濯を干すスペースとして使う場合も足元を気遣う必要がある状態でした。べラダンは二階の二部屋に渡って設置されていたため、離れを建てるためには片方を取り除く必要があり、丁度よいタイミングでしたので、もう片方の部屋に面する広めのベランダを新設することにしました。この工事により、新設したベランダの下は雨が当たらない屋根の様な状態になったのです。そこで、居間から段差のないウッドデッキも新設することにしました。このプランを決行した目的は、洗濯物を楽に干せるスペースとして活用したかったからです。部屋から降りることなく洗濯物が干せれば、高齢になっている母の家事の負担を減らせます。またベランダが屋根代わりになっているので、今までの様に雨に濡れる心配もありません。居間から庭に出るための段差は、足が弱っている母には負担が大きかったため、フラットで出られるようになって大変喜んでいました。しかしこのウッドデッキは、家族にとってさらなる嬉しい活用方法が生まれました。父は庭でたくさんの植木を育てて居ましたが、毎日ウッドデッキに座って、その姿を眺めることが日課になりました。夏場も日を避けた場所でゆっくりできるため、庭に出やすくなったと喜んでおり、母と一緒にお茶を飲みながら眺める時間も増えたようです。さほど広いウッドデッキではありませんが、フラットに屋外に出られることは、想像以上に快適性が高まるものだと感じました。またベランダが屋根代わりになったことも、快適性を高めてくれました。ウッドデッキの活用性を高めるためには、専用のルーフなどがあった方がよいでしょう。雨を遮る役目の他にも、直射日光を防げる役目もあり、ペットやお子さんを遊ばせる場所として利用する場合も安心感があります。